01 目的
今日はこれだけ:お金の“全体”を見えるようにする
お金の問題は、まず項目を知ることから始まります。
むずかしい計算はしません。表に書くだけです。
02 進め方
支援する人のやり方(読むだけ)
- 本人に「表」を見せる(紙でもOK)
- 質問は短く(はい/いいえ、または数字1つ)
- 本人が分からない所は、支援者が一緒にメモする
- 今日は全部を決めなくてOK(空欄があってもOK)
03 成果物①
月の予算表(書くだけ)
月の家計表(ざっくり) ※このまま印刷して使う
| 項目 | いくら?(円) | メモ |
|---|---|---|
| 収入(給料など) | ____ | |
| 家賃 | ____ | |
| 電気 | ____ | 引き落とし日:__ |
| ガス | ____ | 引き落とし日:__ |
| 水道 | ____ | 引き落とし日:__ |
| 食費 | ____ | |
| スマホ・通信 | ____ | 引き落とし日:__ |
| 日用品 | ____ | |
| 医療(病院・薬) | ____ | |
| 貯金(できる分) | ____ |
最初は空欄があってOK。分かった所だけ書く。
04 成果物②
支払いチェック(カレンダーに印)
支払いチェック(忘れないため)
- ① 家賃:毎月__日までに(払う/引き落とし)
- ② 電気:毎月__日(引き落とし)
- ③ ガス:毎月__日(引き落とし)
- ④ 水道:毎月__日(引き落とし)
- ⑤ スマホ:毎月__日(引き落とし)
できたらチェック:□ 払った □ 引き落としできた
支援者がカレンダーに丸をつけてもOK。
05 課題対応
数字がこわい時(手順)
数字がこわい時のやり方
- まず「項目の名前」だけ書く(家賃・食費など)
- 次に「だいたい」で書く(例:1万円くらい)
- 最後に「本当の金額」を支援者が一緒に確認する
一度に全部を正しくしなくていい。
06 方法
お金を使いすぎないため(具体)
使った記憶がなくなる時の方法(1つ選ぶ)
- ① 現金の袋(週の予算)を作る:今週は__円だけ
- ② レシートを箱に入れる:捨てない(週1回まとめて見る)
- ③ スマホのメモに1行だけ:買った物を1つ書く
できない時は、支援者が袋・箱・メモを準備する。
07 できた目安
できたか確認(短く)
- 支払いを忘れなかった回数(今月)
- 1か月の支出を「家賃・食費・スマホ」など項目で言えた回数
言えない時は、支援者が言って本人に「うん」をもらう。
08 理想/現実
理想と現実(短く)
理想
お金の流れが見えて、安心できる
現実
不安で避ける → トラブルになる
避けないために“表”を使う。
09 一歩行動
今日の作業(そのまま)
今日やること(3つだけ)
- この家計表を印刷して、分かる所だけ書く(家賃・スマホなど)
- 支払い日の所に、カレンダーで丸をつける
- 使いすぎ防止の方法を1つ選ぶ(袋/箱/メモ)
本人が難しい時は、支援者が代筆・準備をする。
10 支援者用
声かけ(読むだけ)
「今日は計算しないよ。項目を紙に書くだけだよ。」
「分かる所だけでいいよ。分からない所は空欄でいいよ。」
「支払いの日は、カレンダーに丸をつけよう。」
11 BLOG
最後に:このテーマでブログ
ブログ:お金は『計算』より『見える化』から始める
お金の話が苦手な人は多いです。特に、数字がこわかったり、記憶があいまいになりやすい人は、『ちゃんと計算して』と言われると、そこで止まってしまいます。
そこで最初は、計算ではなく『項目の表』を使います。家賃、電気、ガス、水道、食費、スマホ、日用品、医療。まずは“名前”を知って、紙に書く。次に、だいたいの金額を書く。最後に、支援者と一緒に本当の金額を確認する。この順番なら、こわさが減ります。
支払いは『忘れない工夫』が大切です。カレンダーに丸をつける、チェックをつける。使いすぎが心配な時は、週の現金の袋、レシート箱、メモのどれか1つだけ選びます。
お金は“気合い”ではなく“道具”で守る。表とチェックが、その道具です。