今日はこれだけ:住まいのゴールを1つ決める
選ぶのは2つだけです。
① グループホーム(GH)
見守りがある。安心。練習向き。
② 民間アパート
自由が多い。自分で全部回す。
※「どっちが良い?」ではなく「今の自分に合うのはどっち?」で決めます。
進行役(支援する人)のやり方
- このスライドを声に出して読む
- 質問は1回に1つだけ
- 答えは○×か2択でOK
- 迷ったらGHを選ぶ(安全側)
本人が考えにくいときは、支援者が“選択肢を小さくする”のが役目です。
まず確認:ひとりでできる?(○×で答える)
できる→○ むずかしい→×
- 鍵をなくさない(毎回同じ場所)
- 火を消せる(コンロ・電気)
- お金を使いすぎない(週の上限)
- ゴミを出せる(曜日が分かる)
- 体調が悪いとき、電話できる
○が3つ未満なら、まずGHが安全です。
アパートに必要なこと(できないならGH)
民間アパートは「自分で全部」です。
- 食事:買い物→食べる→片付け
- 洗濯:洗う→干す→たたむ
- 掃除:床・風呂・トイレ
- 支払い:家賃・電気・ガス・水道
ここが難しい場合、アパートはまだ早いです。
決定ルール(この通りに決める)
ルール
- チェック①で○が3つ未満 → GH
- チェック①で○が3つ以上 → 次へ
- チェック②が全部できる → アパート
- チェック②が1つでも難しい → GH
迷ったらGH。安全が最優先。
例:こういう人はGH(具体例)
- 鍵をよく失くす
- 火が心配(消したか不安)
- 気分の波で、掃除や食事が止まる
- お金を使いすぎることがある
結論:GHで「毎日の基本」を練習してから。
例:こういう人はアパート(具体例)
- 鍵・火・薬などが“習慣”で守れる
- 週1回以上、自分で買い物ができる
- 支払い(引き落とし)を家族と確認できる
結論:アパートでも、支援の連絡先は必ず持つ。
紙に書く(そのまま書いてOK)
目標
私は、まず( GH / アパート )を目指す。
期限
( 半年 / 1年 / 2年 )で準備する。
○をつけるだけでOK。文章は支援者が代筆OK。
今月の1つだけ(選ぶだけ)
今月やること:1つだけ選ぶ
- ① ゴミ出しを覚える(曜日を紙に貼る)
- ② 鍵の置き場を固定する(箱を置く)
- ③ 週1回の買い物リストを固定する
- ④ 支払い日をカレンダーに丸をつける
“できること”を増やすより、“止まらない仕組み”を作る。
支援者の声かけ(このまま読む)
「今日は2つから選ぶよ。GHかアパート。どっちが安心かな?」
「○×で答えてね。できるなら○。むずかしいなら×。」
「迷ったらGHでいいよ。安全がいちばん。」
※説教しない。短く。2択で。
終了条件(できたら今日は終わり)
- □ 目標(GH/アパート)に○をつけた
- □ 期限(半年/1年/2年)に○をつけた
- □ 今月やることを1つ選んだ
これでOK。 今日は終わり。
最後に:このテーマでブログ
ブログ:本人が考えにくいとき、支援は“選択肢を小さくする”
就労継続B型で働く人の中には、言葉の意味を理解したり、未来を想像して選ぶことが難しい人がいます。そのとき支援で大事なのは「よく考えてね」と言うことではありません。選択肢を小さくして、決められる形にすることです。
住まいの話は特に、情報が多すぎて止まりやすいテーマです。だから今日は2択にします。迷ったら安全側(グループホーム)に倒す。これは弱さではなく、事故やトラブルを防ぐための設計です。
そして一度に全部を求めません。鍵、火、ゴミ、お金、体調。生活の基本は“項目”でできています。今月は1つだけ選ぶ。できたら終わり。これが続くと、やがて選べる範囲が広がります。
「自立」は一気に達成するものではなく、毎月1つの“できる”を積み重ねて作るものです。